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LOVEBITESとドイツ車、ハイボールをこよなく愛する 謎のおっさん語る

マツダ アクセラ 試乗レポート - 後編 -

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昨日の前編(内外装)に続いて本日は走りの感想を述べたい。
グレードは15S PROACTIVE(6AT)。
セダンとスポーツとではブレーキの初期制動に若干違いはあったが個体差だろう。

Dレンジに入れクリープで動き出し、アクセルペダルを少し踏むと違和感が・・・。
そう、オルガン式ペダルは踵を支点に踏むスタイルで少しばかりの慣れが必要。

1.5Lエンジンの6ATは1速で3,000rpm近くまで回ってから2速へシフトアップした。
アクセルの踏み込み量に対して少し多めに回るが、これは排気量の特性からだろう。

アクセルを踏み込み加速すると“ビュィ~ン”とでも形容したくなるエンジン音がする。
クルマ好きには歓迎されるだろうがそうでない人には五月蝿く感じるかもしれない。
そもそもクルマに興味の薄い人がアクセラを選ぶとも思えないが・・・。

加速性能は馬力(111PS)相応だが、車重1,280kgにはトルク不足で加速“感”がない。
しかし、このエンジンは回してみると爽快感があり、音質も気持ちが良い。
エンジン音は大きめだが私は歓迎する(笑)

ボディ剛性、シャシー剛性ともに重厚感があり、特にフロアの安定感が頼もしい。
エンジンに対してシャシー・ボディが勝ち過ぎている。

意図的に水溜りを大袈裟に通過してみたがタイヤハウス内の消音性が高い。
ボディに水が掛かった時でも、フィルターを通ったかのように直接的には響かない。
後で私のレガシィで同じことをやったが、窓が開いているかと思うような差だった(^^;

よく言われるロードノイズスタッドレスタイヤでは文句の付けようがない静かさ。
私のレガシィの半分くらいの騒音レベル。(比較対象が悪いかもしれないが)
原因は純正サマータイヤのBRIDGESTONE TURANZA ER300かもしれない。
以前の2.0Lモデルに採用されていたTOYO PROXES T1 Sportはどうなのだろう?

そして私が最大限に感動したのがハンドリング。
スタッドレスタイヤであることを些か忘れてしまいそうな接地感があった。
例えば低速で曲がる時など、タイヤと路面の抵抗感が手に伝わってくるのだ。
かと言ってハンドルが重いことはなく、柔らかい中にも芯があるイメージ。
私のレガシィはここが致命点で、まるで絨毯の上を滑っているような手応えなのだ。
とてハンドルが軽いことはなく、むしろ戻す時はかなり重い。
アクセラは電動パワステではあるが、よくチューニングされていると思う。

総じて、前編でも触れたが、前席ひいては運転手中心に設計されたクルマと感じた。


Thanx and Best Regards