私が普通自動車免許を取得したのは早19年前のことです。
恥ずかしながら全くの無違反ではありませんが、幸いにして無事故です。
無事故=当事者経験は無しの解釈であり、実際は被害者経験が2回あります。
1回目は大学生の時・・・家族のクルマが側面衝突(運転席側)に遭いました。
2回目は社会人5年目の時・・・マイカー通勤時に玉突き事故に遭いました。
今日ピックアップするのは前車、家族のクルマでの事故の方です。
かなりの時が流れましたが今でも記憶に鮮明です。
冬休みに実家へ帰省した大晦日、買い物して自宅まであと100mの時に起きました。
この時、被害者となる私の家族のクルマは日産のK10型マーチでした。
事故の当事者となる相手方のクルマはスズキのアルトワークスでした。
私は助手席から衝突されるまでの一部始終を全て目撃していました。
一瞬の出来事でしたが、本当にスローモーションのように見えました。
アルトワークスはマーチのドアをベコリと潰しましたが20m位跳ね返されました。
こちらはそれなりの衝撃を感じましたがクルマは殆ど動きませんでした。
警察に連絡をしましたが双方に怪我もなかったため示談となりました。
すんなり終ると思いきや、当事者が任意保険に加入していないことが判明。
後に、当事者のクルマがまともでなく、生活振りもまともでなかったことも判明。
この事故の記憶が鮮明なのは、当事者のクルマが玩具のように跳ね返ったことです。
クルマに疎かった私でしたが「有利な条件でも軽は普通車に勝てない」を感じました。
事故原因を警察は全く掘り下げませんでした。
改めて今、経験則から分析すると“当事者の速度超過による急接近”が発生原因です。
こちらは左右を確認後に発進していました。
ほぼ同時に右手50m先のブラインドから当事者のクルマが現れて2,3秒後に衝突です。
20km/h程度であればブレーキを掛けても十分間に合う距離です。
ブラインドからの立上りで2速全開、じじいだったので判断が遅れたのでしょう。
それに・・・クルマがアルトワークスですから。
クルマで判断しては勿論いけませんが、この事故はしていい方の事例でした。