巷の評価では“高額過ぎる”が目に付く新型アウディA1に試乗してきました。
結論から先に言うと「コスパで言えば現行A3」でした。
実際、新型A1は価格帯で比較すれば現行A3を食ってしまっているのは事実です。
実際、新型A1は価格帯で比較すれば現行A3を食ってしまっているのは事実です。
1.ステアリングフィール
まんま現行A3です。
パーキング速度では望外軽かった先代A1とは打って変わっての味付けですが、
スタッドレスタイヤであることを意識させないパワステチューンは流石アウディです。
一方、先代A1/現行A3よりロール量を抑えたためかクルマとの対話感は失われました。
2.静粛性
先代A1/現行A3より悪化しています。
車内の気密性は十分ですが、足回りから侵入する騒音が大きくなっている印象です。
試乗車は先代同様185/60R15だったことを考慮するとノイズが増大したと言えます。
3.サスペンション
先代A1は仏車だったのでは?と思うほど、現行は減衰力を高めた設定になっています。
スタッドレスタイヤだった影響もありますが、低速では跳ねるのが気になりました。
とて、バイパス速度での安定感は現行A3以上・・・、困ったものです(^^;
4.ブレーキ性能
日本車慣れした人はカックンブレーキと思うでしょう。
先代A1/現行A3より初期制動は若干強いものの踏んだ分だけ効く点は従来通りでした。
5.総評
先代A1/現行A3より各所設定にスポーツ度が増したクルマと言えます。
かつて車高調を経験している身ですが、新型A1の跳ね(特にリア)は気になりました。
この剛性感であれば、リアをトーションビームにする必要性はないかと思います。
一方、次期A3は敷居が上がるわけで・・・、現行A4を食うことが予想されます。