先々月、マツダアクセラスポーツ15Sの6MTを見に行って来た時の話をしたい。
この車輌は中古車で入庫したとのことで売り物であった。
同じスカイアクティブのRoadstar(ND型)には2年程前に試乗したことがある。
しかし、あちらはFRレイアウトなのでミッションはロッド式。
同じスカイアクティブでも全く参考にならない。
アクセラはFFレイアウトなのでリモート式となる。
一般にはロッド式の方がダイレクト感(操作感、振動や音)があると言われる。
しかし、好みの問題もあるので一概にそうとは言えない。
因みに、私のレガシィB4 2.0Rもロッド式だ。
水平対向エンジンの真後ろにミッションが載る縦置きレイアウトだからだ。
スバルの場合は車輌の中心軸上に重いもの集約させるためのそれだ。
残念ながらスバルのTY75と呼ばれる5MTのシフトフィールの評判は良くない。
私も常々そう思っている。
アクセラの6MTは予想外にショートストロークだった。
そしてスバルのTY75の半分以下の力でギアを入れることが出来る(笑)
先代マツダスピードアクセラの6MTはギア操作に渋さがあったような記憶がある。
その意味では、万人受けするミッションに仕上がっていると言える。
営業マンが「ディーラー構内だったら動かしていいですよ」と言ってくれた。
クラッチペダルに要求される踏力は少なくて済むのは良いことだ。
ユニークだったのはペダルの戻りがゆっくりなこと、反力が弱いことだ。
スバルのクラッチペダルはスコンと戻ってくる(笑)
構内レベルの試乗で得られる情報は限られていることは分っていた。
発進時のトルクは適度にあり、クラッチミートは曖昧だがエンストの心配は無用。
その程度ではあったが、これを買って扱い辛くて困る懸念は杞憂だった。
ただ、アクセラを敢えてマニュアルで乗る楽しさ、その片鱗は見えなかった。
Thanx and Best Regards