先代ジムニーシエラ(JB43W)を所有する前から1度は試乗しようと思っていた、
現行ジムニーシエラ(JB74W)の5MTをついに試乗してきました。
比較のためにJB43Wで向って・・・なんてことはなく、アウディA1で行きましたw
試乗はおおよそのコースは決められていましたが、スタッフの同乗はなしでした。
まずドアを開けた瞬間に取付剛性が格段に上がっていることを感じました。
うちのはカチャン!パシャン!って感じです(笑)
クラッチペダルに重量感はなく、戻す時の反発力は弱いです。
例えるなら、JB43Wは現行コペン似、JB74Wは先代コペン似、ですね(笑)
ギアのフィールがこれまた全く違って節度感がありました。
よく言えばカチッとしている、悪く言えばワイヤー感があるかな?ですね。
半クラッチは神経質ではなく、アイドリング回転+αでもスルッと転がり出します。
但し、1→2速の回転落ちが遅く、JB43Wの感覚でつなぐと変速ショックが出ました。
実はここが唯一電子制御スロットルらしさを感じたところでしたが、
それ以外のスロットルレスポンスはとても良く、スイスポ(ZC32S)に似ていました。
車種によってレスポンスがまちまちな他社とは違う“スズキらしさ”を感じました。
エンジンはJB43Wが如何に非力かを感じるほど、中回転域のトルクが太かったです。
但し、そこまでのエンジン音は3気筒っぽいゴロゴロした質感で今一でした。
意外だったのはエンブレで、4,000rpm辺りを使うと車内に低音が響くことでした。
新ボディにより剛性が上がり、かつ遮音性が向上している現れと感じました。
ハンドリングですが、これも意外や意外、FFっぽい今風の味付けになってました。
JB43Wは何故あんなに低速で重く、バイパス速度ではフニャフニャなのか・・・。
総じて、JB74WはJB43Wとは別物であり、良い意味でオフロード感が薄かったです。
無論、実オフロード性能は変わらずお墨付き、遠乗りがし易くなっていました。
興味のある方向け、現在の納期は相変わらず長く、1年半だそうです(ノД`)・゜・。
※ 本試乗記はあくまでも乗用車の視点から見たものとなります。