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LOVEBITESとドイツ車、ハイボールをこよなく愛する 謎のおっさん語る

スイフトスポーツ (4)

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ZC32S、その前型のZC31Sに搭載されていたエンジンはM16Aです。
現行ZC33Sには過給機付きのK14Cが搭載されておりそれまでとは別物です。

ホンダのタイプRにも言えることですが時代はターボ化です。
高回転型NAエンジンは環境対応の面でマージンが稼げません。

それはスイフトスポーツでも同じことが言えます。

M16Aエンジンは燃費(14~20km/L)が良くエコエンジンだと思います。
それは偏に経済的な話であり、環境面では非常に厳しい側面を有していました。

1.3,000rpm以下ではスロットルが最大で60%程度しか開かない
2.エンジンブレーキを使っても燃料カットが出来ない条件が存在する

それまで低速トルクの薄いエンジンばかり乗り継いできたいせいか、
1のスロットル開度が制限されていることは全く気になりませんでした。

問題は2でした。
エンジンブレーキ中は通常スロットル開度はほぼ0%のはずです。
瞬間燃費計のあるクルマなら---km/Lや最大値が表示される状態を指します。

ZC32Sでは燃料カット時に最大値である30.0km/Lが表示されます。
それが何らかの条件が揃うと燃料カットを中止して24km/L前後が表示されます。
言わば、ごく浅いながらスロットルを開いている状態です。
これは平坦路を4速60km/L程度で流すのに必用なスロットル開度に相当します。

起きる条件は下り坂であり、4,000~5,000rpmでエンブレ使用時に発生します。
私はメカ屋ではないのでカラクリの仕組みまでは分析出来ませんが、
ガソリンを使用しないと何らかの弊害が生じることへの対策(制御)と考えます。


謹んで新春のお慶びを申し上げますm(__)m