今から2年前位の事ですが、ルノールーテシアR.S.に試乗しました。
グレードは当時マイナーチェンジ前のシャシーカップだったと思います。
ルノー営業マン、暑いのに駐車場で立ち話でした(^^;
「中でゆっくりお話しましょう」な雰囲気は全然ありませんでした。
私は「Cピラー辺りの死角が気になりますが言われませんか?」質問しました。
ルノー営業マンとして認識しているとのことです。
この死角をデザインに使うセンスはルノー限らず日本車も然りです。
全体的なデザインは“まんじゅう”っぽい印象を持ちました(笑)
メーターは速度計がデジタルでエンジン回転計がアナログです。
レーシーで良いと思います。
しかし、水温計がないのはともかく燃料計が大き過ぎませんか?
ちょっとフェラーリチックだった先代RF4Cのメーターは最高でした。
乗り心地は文句なし、硬さは全く感じませんでした。
比較対象が、湾岸ウ●コ車高調のレガシィなので当然と言えば当然です(^^;
ノーマルモードで走る限り実に普通に走るクルマでした(笑)
それをレースモードに入れると一変、無駄にシフトダウンを入れてきます。
田舎道の交差点でMT教科書通り2速までシフトダウン、ブリッピングがニクいです。
私が当時やっていたシフト操作をそのまま再現するのがレースモードでした。
ノークラ万歳!と言いたいところですが、低速でのギクシャク感はややありました。
EDC(エフィシェント・デュアル・クラッチ)もDCTと同じ癖が見られました。
ステアフィールは車速感応式の特性がよく出ておりパーキング速度では軽め。
速度が少し乗ればどっしりとしたものへと変化しました。
この特性は同国のプジョー208 GTiを彷彿とさせました。
総評としてはノークラでも楽しいクルマが存在することに気付かせてくれました。
控え目に走らざるを得ない試乗ですが、そこはかとなく潜在性能を感じました。
フロントサスのHCC(ハイドロリック・コンプレッション・コントロール)は
旋回性能と乗り心地に相当寄与しているものと推測します。
これで3,090,000円(当時)は走り好きな人にはバーゲンプライスだと思います。
ちょっとやんちゃなホットハッチ、だけど質感はしっかり外車、ですね。
日本のホットハッチは?比較すると肩並べるクルマは見当たりません。