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LOVEBITESとドイツ車、ハイボールをこよなく愛する 謎のおっさん語る

日産マーチNISMO S 試乗記

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2015年7月11日、マーチNISMO S(以下略マーチ)に試乗しました。
実はこの時が2回目の試乗で、当時それだけ真剣に吟味していました。

1回目は記録が見当たりませんが、2014年の事だったかもしれません。
スタッドレスタイヤのせいか立上り時の空転が目立った記憶があります。

私がノートNISMO S(以下略ノート)よりマーチを選考するのはAピラー形状です。
ノートはプリウスやフィットとよく似た形状であり違和感があります。
一方でマーチはセダンに近い印象でした。

2回目の試乗車は前回とは異なりました。
前の試乗車よりクラッチペダルが少し重く、正直ノートとの違いは分りませんでした。
明らかな違いを言えば、マーチの方がミッションノイズが車内に侵入する点です。
しかし、エンジンノイズの気持ち良さではノートに軍配です。

マーチはノートより意図的にアクセルレスポンスを鈍くされています。
言い換えれば、ノートはクラッチを切った時のブリッピング演出の度が過ぎています。
電スロが当たり前の常々では、マーチくらいが普通だと思います。

シフトフィーリングは相変わらずですが、前の試乗車よりシャキっとしている?

マーチ(HR15DE)はノート(HR16DE)同様に低速トルクが太いのが特長です。
この点ではスイフトスポーツ(ZC32S)のM16Aを上回っていると感じました。

このように、パワートレインはマーチとノートでの差は小さいものでしたが、
路面ノイズの拾い方、低速時の微小ピッチング、そこはノートの方が一枚上手でした。

マーチは調達・生産性重視のため、強度400MPaの材料で構成されています。
その差が乗り味に現れている?・・・、プロでないので断言は出来ません。

試乗後に自分のレガシィに乗るとステアリング情報が希薄なことに驚かされます。
マーチだけでなくノートもですが、ステアリングレスポンスは良い方なのでしょう。
かつての重ステを知っているため辛口ですが、現代ではダイレクトな部類かも。
油圧式こそ「良い物」と語るモータージャーナリストも居ますが・・・どうでしょう?

スポーティーなグレードをハイオク指定にするのは日本人にとってネガです。
フィットRSがスイスポ(ZC32S)同等性能をレギュラーで実現していますが・・・。

次世代スイスポ(ZC33S)もハイオクですが、マーチ・ノートに次世代は!?