MTのシフトフィーリングはメーカーの姿勢がにじみ出ていると思う。
スバルの5MT(TY75)は基本設計の古さが露呈してしまっている。
改良に改良を重ねて壊れないミッションにはなった。
それでも、6MT(TY85)とは最早別メーカー製にさえ感じるほど差がある。
無論、WRX STIに搭載されている6MTはスバル内製だ。
MTのシフトフィーリングに疑問を抱いているメーカーが私にはある。
それはスズキだ。
スズキのスポーツ代表格、スイフトスポーツ(6MT)にアルトワークス(5MT)。
この両者のシフトフィーリングもまた方向性がばらけている。
昨年夏頃、アルトワークス(5MT)に試乗した。
ショートストロークを褒める以前、硬くて渋い玩具のようなフィーリングに萎えた。
どのギアに入れても気持ちが悪かった。
リモート式でも頑張っている自動車メーカーが多い中、絵に書いたようなその味付け。
この5MTを絶賛する自動車ジャーナリストはマニュアル車を語る資格はない。
仕事のためにそうなってしまった・・・真実はそう思う。
スズキは他社競合車種を勉強しているのだろうか?
バイク屋のイメージで見ると俄か信じられないマニュアルミッションを持っている。
「いま、マニュアルに乗る」のキャッチフレーズが私には理解できない。
マニュアルを珍しいと感じる若い世代に誤った感覚を与えかねない。
これらは私の感覚の上での評価であり、否定する方々も居ると思う。
それが個人差であり、好む車が人それぞれであるのと同じことだ。
Thanx and Best Regards